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コストアナリティクス

概要

コストアナリティクスは、AWS Cost Explorer を基盤として複数の AWS アカウントにまたがるコストを一元的に可視化する機能です。

この機能により、企業全体で発生しているクラウドコストの全体像を把握し、各アカウントやサービスごとの利用状況を詳細に分析できます。 時系列データを活用した利用傾向の把握や、不要なリソースの特定を通じて、クラウドコストの最適化にも寄与します。

複数の AWS アカウントを運用している企業では、コスト情報を集約することで、経営層や IT 管理者が迅速かつ的確な意思決定を行うための重要な基盤を提供します。

アナリティクスの仕組み

インテグレーションを実行すると、お客様の AWS アカウントに Cost Explorer へのアクセス権限を持つ IAM ロールが作成されます。 この IAM ロールは、srest が AssumeRole を使用して引き受け、Cost Explorer API を利用してコストデータを取得します。 これにより、指定されたアカウントに対するコスト情報にアクセス可能となります。

コスト取得の有効化

AWS インテグレーションを実行し、コストアナリティクス機能を有効化することで利用可能となります。 詳しくは コストの取得 をご確認ください。

コストアナリティクスを使う

コストアナリティクスを有効化すると、次のような画面が表示されます。

INFO

インテグレーションを行うと、srest はコストの初回取得時に過去 13 ヶ月分のデータを取得します。 コストの取得には Cost Explorer API を使用するため、ページ分割された API リクエストごとに 0.01 USD の請求がお客様のアカウントに発生します。

コストは次の集計軸で表示が可能です。

  • サービス軸: お客様の管理するサービスごとのコストを表示します。
  • タイプ軸: プロバイダーが提供する機能単位のコストを表示します。AWS であれば、Amazon EC2 や Amazon S3 などがタイプに該当します。

集計軸を選択後、サービスやタイプを用いた表示項目のフィルタリングや、先週比・先月比による表示が可能です。